ビックボス

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今回は社会人野球時代の恩師、当時の監督ビックボスについて話したいと思います。

 

今大変注目を集めている日本ハム新庄剛志監督と似通った部分が多いと思ったので、今回書こうと思いました。

 

まず当時の監督をご紹介します。

鈴木秀範  日本製鐵かずさマジック元監督

すずき ひでのり

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鈴木 秀範は、千葉県袖ヶ浦市出身
生年月日: 1970年12月31日 (年齢 51歳)
身長: 181 cm
体重: 85 kg
投球・打席: 右投右打

 

 

拓大紅陵高校卒業後は、法政大学へ進学し4番打者として田淵幸一小早川毅彦に次ぐ通算11本塁打を記録し、1992年春季リーグ戦においてはシーズン記録の10二塁打を記録。これは未だに破られていない。

2年後輩には東京オリンピック監督で日本に金メダルをもたらした稲葉篤紀と同部屋で、共にクリーンアップを組み、全日本大学野球選手権に出場した。同期生には青山正克がいます。

 

 

共通点その①

内野と外野とキャッチャーのポジションの交代

 

オフシーズンには内野手と外野手とキャッチャーのポジションを交代して守備練習をしていました。

狙いは、プレーに対する相手の気持ちを知る事です。

外野は内野の気持ち、キャッチャーは外野の気持ちを理解する。こういうボールを投げれば相手も捕りやすいし、アウトまでスムーズな流れが出来るんだと理解する事が出来ました。

 

共通点その②

守備への意識の高さ

 

 

野球は極論、点をやらなければ、負けない。

社会人野球では負ければ終わりの1発勝負が多く、「1つのミスで負けが決まる。」

と良くおっしゃっていました。

 

その中でも力を入れていたのがスローイング。

特に外野手、1つの捕殺でチームの流れが一気に変わるので、そこの精度は高い物を求められました。

また短いスローイングが上手くなる為に、新庄監督が万波選手を内野に守らせた様に、内野手を守って送球の安定を狙った練習をしていました。

 

 

 

共通点その③

繋ぎの打線

 

右打ちやバントが出来ないと試合には出して貰えませんでした。

1発勝負の多い社会人野球野球では、大事な試合では、必ずエース格の投手が出てきます。プロ野球で言えば、常に日本シリーズです。

その投手を攻略するのは、至難の技であり、ましてやプロ野球選手の様にポンポンホームランを打てるわけではありません、どうにかしてチャンスを作るという事に徹底していました。

 

場面にもよりますが、これは2006年の日本シリーズで見せた新庄監督の打撃が物語っています。

 

日本シリーズ第2戦、ファイターズが1点をリードされた7回、ランナーが一塁、一発が出れば逆転という場面で、新庄は中日の山本昌が投じた外角低めに逃げていくスクリューボールを押っつけて右方向へ運ぶ。これがライト前にポテンと落ちるヒットとなり、ワンアウト一、三塁とファイターズのチャンスが広がった。その直後に金子誠がヒットを打って、新庄が逆転のホームイン。まさにつなぎのバッティングがチームに逆転劇をもたらしたています。

 

鈴木元監督もいかにランナーを進めるかを常に考えて、ランナー1塁ではライト前を狙ったり、エンドランをして進めると言う考え方を持っていました。

 

共通点その③

走塁の意識

新庄監督は「打てなくても点を取る方法はある」

と口にていましたが、全く同じ事を鈴木元監督もおっしゃていました。

 

例えば2死2塁でヒットが出た時は必ずホームまで帰ると決めた年もありましたし、その為にインパクトに合わせてスタートを早めに切ったり、たとえ内野とゴロであっても相手がエラーした時に点が入っている様にホームまで全力疾走をする事だったり、無駄な無いべースランニングを求めて練習した事を、思い出します。

また、ワンバウンドのスタートを徹底していました。

アウトになっても良いから、投手が投げた球の軌道がワンバウンドの軌道だったらスタートする。という事もやっていました。

これは意外と狙っていたら、成功する事が多く、例えばワンバウンドの確率が一般的に多くなるツーストライクに追い込まれた状態でタイミングを見計らってスタートする、といった事をやっていました。

 

 

まとめ

 

2監督の共通点は“少ない安打でチームを勝利に導いたりいかに、失点を少なくして勝つ野球”なのかと思います。

 

今シーズン日本ハムファイターズの試合を見るのがとても良い楽しみです。

新庄監督のお陰で今まで野球に興味が無かった人でも、野球に興味が出てくる人も沢山いると思います。

もし新庄監督ニュースなどを見てこのblogと共感出来る物があると嬉しいです。